授業改善推進プロジェクトのページです。
(ページ紹介のみ)
(授業改善・商業科)「生成AI(NotebookLM)を取り入れた授業を展開」について、学校案内>授業改善推進プロジェクト」のページを更新しました。
生成AI(NotebookLM)を取り入れた授業を展開
2025/12/04 更新
教科 商業
科目 ソフトウェア活用
・改善の内容と実施方法
今回の授業改善では、データ分析の基礎であるクロス集計の方法を学習させるために、表計算ソフトウェアのピボットテーブル機能の概要について、以下の方法で教材を作成・活用しました。
NotebookLMを活用し、ピボットテーブルの基本的な概念と操作手順を解説する動画教材を作成しました。
この動画を授業内で生徒に視聴させ、ピボットテーブル機能への理解を深めました。
・改善のポイント
動画教材を用いることで、従来の口頭や静止画での説明に比べ、複雑な操作手順を視覚的に、かつ段階的に示すことができ、生徒の理解を促進しました。
・主な効果
欠席生徒への学習保障と復習機会の提供:
動画教材は、欠席した生徒が後から内容を確実に学習できるための強力な復習ツールとなりました。
また、授業内容を理解できなかった生徒も、自分のペースで何度でも繰り返し視聴できるため、学習定着率の向上が期待できます。
・教材の共有化
動画という形で教材が共有可能になったことで、他のクラスや学年の教員も同じ質の高い教材を容易に活用できるようになりました。
・今後の課題・留意点
教材の正確性を担保するため、共有前に必ず内容を精査し、必要に応じて最新の情報や仕様に合わせた修正を加える必要があります。
・まとめと今後の展望
今回の改善により、生徒のソフトウェア活用能力とデータ分析に対する理解が深まるとともに、教育資源の有効活用という観点からも大きな成果が得られました。
今後は、動画内容の修正・精緻化を図りつつ、他の単元への動画教材活用も検討し、より多様な学習ニーズに応えられる授業づくりを目指します。
動画「ピボットテーブルの力」(NotebookLM 2025年11月19日生成)
(授業改善・数学科)「生徒の理解度を可視化できる授業を展開」について、学校案内>授業改善推進プロジェクト」のページを更新しました。
生徒の理解度を可視化できる授業を展開
2025/12/04更新
教科 数学
科目 数学Ⅰ
・改善の内容と実施方法
授業の終末における振り返り活動に、ロイロノート・スクールの「テキスト」カード機能と振り返りの提出箱を導入し、生徒の学習状況の把握と次時の導入を改善しました。
振り返りの色分けルール設定
青色カード: 内容が完全に理解できた。
黄色カード: 内容が少し怪しい、再確認、再質問が必要。
赤色カード: 内容が全く理解できない、質問が必要。
生徒は、この色分けを用いてその日の学習内容の自己評価とまとめをカードに記入し、振り返りの提出箱に提出します。自分の物理的ノートに記入して写真を撮り振り返ることも可能です。
(ロイロノート・スクール「テキスト」カード機能を利用した「振り返り」の提出箱)
・フィードバックと共有
次の授業の最初に、担当教員は振り返りの提出箱を電子黒板や画面共有を通して生徒に表示します。
上手に振り返りができている生徒(ベストプラクティス)のカードを選び、クラス全体に共有します。
・主な効果
振り返りを通じて、数学の知識を繋げることに重点を置いています。
生徒の理解度を瞬時に把握(「見える化」)
提出されたカードの色を見るだけで、教員はクラス全体の理解状況(どこに疑問が集中しているか)を即座に、かつ視覚的に確認できるようになりました。
これにより、個別の指導の必要性や、次回の授業での振り返りや重点的に扱うべきポイントが明確になります。
ベストプラクティスの共有による質の高い学び合い
次時の始まりに優れた振り返り(記述内容)を共有することで、生徒が目指すべき「まとめ方」の基準が示され、振り返りの質の向上に繋がります。
ノートの物理的な提出が不要となり、ノートの提出を省略することが可能になりました。アプリ上で点検が完結するため、時間的・場所的制約(例:職員室でノートを点検する必要)がなくなり、隙間時間での点検が可能になりました。また、提出状況は、表計算ファイルとしてダウンロードして提出したかどうかを確認できます。
・点検の簡素化
毎回点検することが可能となり、かつ色で優先順位をつけて確認できるため、生徒一人ひとりの理解度を継続的に確認することが容易になりました。
・まとめと今後の展望
今回の改善は、ICTツールを効果的に活用することで、きめ細やかな生徒理解度の把握と教員の働き方改革(業務効率化)を両立させた成功事例であると考えられます。今後は、赤色や黄色のカードを提出した生徒への個別のフィードバック方法をさらにシステム化し、学習支援の精度を高めていくことが期待されます。
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